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執筆者の写真矢口洋子

精製砂糖の危険性について 医学博士 小窪正樹「人は間違った食事でくるしんでいる。」



 砂糖の精製過程の実際を、ある製糖会社のホームページからみてみました。

 それによると、サトウキビや甜菜(砂糖大根)を圧搾搾りした汁から、不純物を除去した後、煮詰めたものが含蜜糖と呼ばれる古代製法の砂糖、つまり黒糖、きび糖、甜菜糖です。

 これに対して、精製糖は、まず搾り汁を遠沈分離して粗糖を作ります。粗糖にはまだ色素、塩、匂いなどの不純物がまざっているため、粗糖を脱色、脱塩して、最後に遠心分離して結晶成分を抽出します。それが精製砂糖、つまり、分蜜糖と呼ばれるグラニュー糖、白砂糖、三温糖などです。こうした精製過程を見てみますと、骨粉や大量の化学物質が使われています。また、精製砂糖の結晶はミネラルをまったく含まない自然界にはない食べ物と言えます。 

 ところで、皆さんはPETという検査法をご存知でしょうか?これは、陽電子を放出するフッ素をつけた18F-FDG(フルデオキシグルコース)という糖を注射して、それが悪性腫瘍に集積する性質を利用して癌や転移の有無を見る装置です。悪性腫瘍では正常細胞よりも3~8倍の糖を取り込むことがわかっているために、そうして臨床応用されているのです。糖の塊が癌を生成し、促進していると言っても過言ではないように思います。

 白砂糖は人工物です。甘い物は極力控えましょう。砂糖は含蜜糖の黒砂糖、きび糖、甜菜糖などを使いましょう。その他の砂糖としてはオリゴ糖も勧められるでしょう。オリゴ糖は身体に吸収されにくく、そのため腸管内で善玉菌を増やして便通を整えます。

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